15年12月定例会

1 ゴミのポイ捨てについて
2 消費者被害未然防止について
3 高速道路ネットワークの未来について


≪工藤彰三≫

  お許しをいただきましたので、通告に基づきまして、順次お尋ねいたします。
  大変お待たせいたしました。本日議場にお見えの皆様方は、まち中でたばこや空き缶、紙くずなどを平気で投げ捨てる、いわゆるぽい捨ての場面に出くわしたことはありませんでしょうか。モラルの低下でしょうか、若い方、年配の方、男女を問わず、まちじゅうや歩道をまるで自分のごみ箱のように思っているかのごとく、何もなかったかのごとく捨てていかれます。何とも嘆かわしい光景ではありませんか。一体全体我が国日本、我がふるさと名古屋はいつからこんな落ちぶれた風にばってしまったのでしょうか。
  ボランティアの方々が一生懸命ごみを拾われております。先日私は、ランの館の近辺を通りかかったところ、確かめませんでしたけれども、多分前津中学校の生徒さんが真剣にまちを清掃されておりました。これも教育の一環の中で行われていることで、大変すばらしいことだと感心しておりました。でも、そんな中でもぽい捨てをする方は平気で捨てていきます。一言注意でもすれば、逆にこちらが怒られてしまいます。やるせない気持ちで車を走らせておりました。その運転中に大きな交差点を右折しようとしておりましたら、反対側の右折車の美しい女性が、運転しながら喫煙していました。見ておりましたら、吸い終わるや否や交差点内で窓をあけ、車の中の吸殻を灰皿ごと払い捨てていきました。私はあいた口がふさがらないのと、何ともいえないむなしさでその場を立ち去りました。このようなぽい捨て、なくならないものでしょうか。
  諸先輩議員の皆様が過去にぽい捨て防止条例について質問されておられますが、松原市長さんがごみの減量化に大変力を注がれてきましたが、このぽい捨て問題にもぜひ力を入れていただけないものでしょうか。このままいけば、善良な市民の皆さんはストレスがたまるだけでなく、人間不信にもなりかねません。道路清掃も大切なことだと考えますが、歩道も公園も大事な公共の場所です。できればきれいな名古屋市であってほしいのと、2005年「愛・地球博」開催、中部国際空港開港とともに、今までの何倍もの外国人の方がこの名古屋にいらした際に、世界の人々に対してこの恥ずかしい光景を絶対に私は見せたくありません。
  そこで環境局長にお尋ねいたします。先ほど来御紹介した教育活動の一環のごみ清掃や啓発活動、マナー向上運動はなかなか市民の皆さんに定着しにくいものですが、一体行政としてはどのように取り組んでいかれるのでしょうか、お聞かせください。
  次に、悪質商法などから消費者を守ること、いわゆる被害未然防止についてお尋ねいたします。
  今から約20年前のことですが、大学入学当時、気の弱い私は、アパートに訪問してきた柄の悪い方による新聞勧誘を初め、就職に有利になるからといった英会話カセット教材、当時普及し始めたパソコン講座の勧誘、恋人紹介などさまざまな甘い言葉の勧誘にひっかかりそうになり、危うく月額数万円のローンを組まされそうになった、嫌な恥ずかしい経験があります。このような悪質商法の手口は、先ほど申し上げましたぽい捨てなどを簡単にしてしまうモラルの低い方ももちろんのこと、気立てのいいお年寄りの方にも容赦なくその勧誘は甘い言葉とともにやってまいります。その巧妙な手口は、一言に言っても訪問販売、キャッチセールス、催眠商法、資格士・サムライ商法、モニター商法、マルチ商法、電話勧誘、送りつけ、不当請求に関するもの、インターネット取引、消費者金融、多重債務等、さまざまな形で市民の皆さんにすり寄ってきます。
  多額の返済や悩みを抱えて大変つらい日々を送っている皆さんは、実は少なくありません。中には自己破産に追い込まれ、路頭に迷う方、どこに相談したらよいのかわからない方、弁護士に相談したら、それこそ多額の謝礼が必要なのではと勘違いされている方と、さまざまであります。昨今では10代、20代の若者の被害も年々増加していると伺っております。まさにこれも人の道を外れた悪質商法地獄絵巻図であります。
  どうしたものかと考えていたやさき、先日、消費者生活アドバイザーの皆さんと意見交換させていただく機会があり、彼らは何と自腹を切り、ボランティアで被害に遭った方、遭いそうな方の相談に乗っているのであります。本当に頭が下がる思いであります。そしてお話を伺いました。大変勉強になりました。
  悪質商法も時代とともに進化を遂げてくるそうです。身に覚えのない有料アダルト番組の利用料金請求が続発とか、1回だけ鳴った電話番号、ワン切りに御注意とか、孫に成り済ましたオレオレ詐欺など、とにかくどこからでもお金になりさえすれば彼らはやってきます。このような悪質商法から市民を守るために、大阪市では、消費者啓発テレビ番組「全部見せます!THE悪質商法」の放映や、消費者の方に対して被害未然防止のさまざまな対策を行政サイドから考えていると聞いております。
  そこで、市民経済局長に、消費者トラブルのこのような現状に対し、特に被害が目立つ若者やお年寄りについてどのような防止策、対応策を考えてみえるのか、また、悪質事業者への対応も含めてお尋ねいたします。
  嫌な暗い質問が続きましたが、次に、明るい高速道路ネットワークの未来についてお尋ねさせていただきます。
  この議会、本会議会期中にも、既に名古屋環状2号線の整備等に対しての質問と請願がございました。また、去る11月19日には、中部財界を中心とした早期整備促進会議が設立されたとも聞いております。なぜいまだに全面工事に着手されていないのでしょうか。私は不思議でなりません。
  思い起こせば12年前、当時国会で秘書をしておりました私は、地元代議士指示のもと、環状2号線開通実現に向けて動き出しました。旧建設省、現在の国土交通省道路局に要望書を持ち、出向きました。多分これがこの道路の建設要請の第一歩だったと思います。当時は今と違い、予算も豊富で、かなり要望も多く、また実際に現実化されました。当時の建設省道路局長は、後に建設省の技監から頂点の建設事務次官となった日本の道路の決定独裁者と言われた、テレビで問題、話題の前日本道路公団総裁、あの藤井治芳氏でありました。
  平成3年11月27日、都内では第1回新国土形成研究会が開催され、シンポジウムでは、今、地方から新しい風を、活力ある地域経済圏の構築を目指してというテーマのもと、名古屋高速のことも藤井氏は発表されておりました。藤井局長は私に、政治的要望なので、国会議員が名古屋市長と同席して、まず、建設大臣に面会してその趣旨を陳情していただき、その後私のところに市長を連れて要望に来ていただきたいとのやりとりの話がありました。私は即座にその足で建設省3階の建設大臣秘書官室に向かい、大臣と面会時間を相談させていただきました。そのときの建設大臣は通称山拓、先日の衆議院総選挙では別のあだ名をつけられて落選された山崎拓前代議士でありました。山拓大臣はわざわざ大臣室から出てみえて、名古屋は道路がすばらしいたい、早いうちに都市高速も充実した方がよか、代議士に早く市長を連れてきんしゃいと言われましたし、その後、わざわざ緑区、天白区まで現状視察にまで見えらえました。
  建設大臣に剛腕道路局長、大蔵大臣、大蔵省主計局長、さまざまな国の幹部に当時の西尾武喜前市長は面会されて、その当時、この道路の予算の採択をいただいたのを今でも鮮明に覚えております。ただ、頼んだ相手が悪かったのでしょうか、はたまた頼み方が悪かったのかわかりませんが、いまだに全面着工されておりません。一体全体どういうことなんでしょう。ほかにもさまざまな理由はあると思いますが、今は多くは申しませんただ、いち早く名古屋市南東部の渋滞緩和のため、早期着工を願うのみであります。
  皆さん、いよいよ開催まであと500日を切り、平成17年3月25日から185日の長期日程、目標人数1500万人の入場予定者を迎える「愛・地球博]開催が迫ってまいりました。また、この博覧会に国内外からの来訪者を迎え入れる中部新国際空港の建設工事も、平成17年2月17日の開港に向けて順調に進捗しており、滑走路もその形をあらわしてきたと聞いております。「愛・地球博」は本市の魅力を全国的に、また、世界各国に発信するまたとない機会となり、ぜひとも成功し、国内外に一層理解されるよう関係各位のさらなる努力を求めますが、その成功を支える交通網、とりわけ自動車専用道路の交通処理に不安があると考えます。
  本来であれば、空港開港時、博覧開催時には、本市の道路網の骨格であり、国際空港への重要なアクセスルートである名古屋高速道路の東海線と名古屋環状2号線専用部の東部・東南部間が当然完成しているべきところではありますが、いずれも500日以内の期間で完成させることは明らかに困難であり、用地買収に応じていただいた多数の市民の協力、交通体系をかんがみると非常に残念であり、大変不本意であると考えざるを得ません。この二つの路線の早期整備に最大限の努力を、地域住民でもあります私からも、市民皆さんの夢の実現に向けてぜひともお願いしたいと考えます。
  そこで、名古屋高速道路について住宅都市局長にお尋ねいたします。現在、名古屋高速道路は、東海線のほか清洲線と一宮線の3路線約30キロメートルが未完成でありますが、国際空港開港時、国際博覧会開催時に名古屋高速はどのようなネットワークを形成しているのかを確認したく、明確な答弁をお願いいたします。
  次に、渋滞対策についてお尋ねいたします。
  国際空港の開港時、国際博覧会の開催時に本来完成しているべき名古屋高速道路の東海線と名古屋環状2号線専用部の東部・東南部区間がない状況では、そのとき唯一名古屋高速道路の大高線が国際空港へのアクセスルートであると考えます。この大高線は、現在でも渋滞が上下線とも頻繁に発生しており、国際空港開港等により、今以上に交通量が増加した場合には渋滞のさらなる悪化が懸念され、国際空港へのアクセスルートとしての機能そのものが担えないと今から懸念いたしております。大高線の渋滞対策が最重要課題であると考えますが、実際どのように取り組むのか、御答弁をお願いいたします。
  また、自動車専用道路で国際空港から本市に向かう場合には、国際空港連絡道路、知多半島道路を経て名古屋高速道路を利用することになり、国際博覧会の会場に向かう際には、東名高速道路を経て名古屋瀬戸道路を利用することになります。このように国際空港、国際博覧会の会場へは自動車専用道路を連続して利用することになりますが、現在の状況では、事業主体の異なる自動車専用道路の料金所ごとに一時停止を余儀なくされることになります。どのような状況になるのでしょうか、外国人の方が料金所で間違って外国通貨を出されたときなど、皆さん想像できますか、一体どのくらいの渋滞が起こるのでしょうか。
  この問題を解決する装置として自動料金収受システム、いわゆるETCが期待されています。名古屋高速のETCは、平成16年3月1日に一部料金所で運用が開始されると聞いておりますが、残る料金所の運用開始時期が不明瞭であり、果たして国際空港の開港時、国際博覧会の開催時に間に合うものか、過去に痛い目に遭ってきた私には疑問視せずにはいられません。
  そこで、お尋ねいたします。間に合わせることが大前提だと考えますが、名古屋高速道路全体でのETC運用開始時期を明確に御答弁をお願いいたします。
  ところで、最後の質問の前によく聞いてほしいことがあります。皆さん、首都高速道路や他都市の高速道路にはあって名古屋高速道路にはないものがあります。皆さん、おわかりですか。それは公衆電話と私が過去の質問で力説させていただきました公衆トイレであります。よくまあ今まで市民の皆さんは我慢されたと思います。今すぐに設置してほしいとは言いませんが、外国のお客さんがどう思いますかね、こんなこと。また、これから寒い季節の中、困ると思うんですが、それと、雪害対策や交通事故処理、そして忘れちゃいけません、高速道路清掃の内容の点検は適正ですよね。
  ところで、先ほど来お話いたしましたETCの全国的な利用率は、ようやく10%を超えた状況であります。今後ETC利用者の普及率をいかに高めていくかが大きな課題であると考えます。ETC利用者は、装置購入の際に設置するメリットを感じなければ運転手の方はつけないわけであって、その普及を後押しするような方策を真剣に考えていらっしゃるかどうか。そこで、もう一度お尋ねさせていただきますが、ETCのことについてどのように当局は考えておられるのかどうか、お答え願えますか。
  以上のことをお尋ねいたしまして、私の第1回目の質問を終わらせていただきます。(拍手)


○環境局長(吉村正義君)

 ぽい捨て防止に向けた取り組みにつきましてお尋ねをいただきました。
  市内の空き缶等の散乱が目につき、まちの美化が損なわれていることなどから、平成11年4月に名古屋市空き缶等の散乱の防止に関する条例、いわゆるぽい捨て防止条例を施行しました。以来、今日までこの条例に基づき、ぽい捨てをなくし、環境美化に努める区域として美化推進重点区域を定め、この重点区域を中心にぽい捨て防止パトロール、ぽい捨て物の回収活動や啓発物品の配布など重点的に実施してまいったところでございます。
  しかしながら、依然としてぽい捨ては後を絶たない状況でございます。ぽい捨てをなくするためには、御指摘のように、個人のマナーの向上が必要ではございますが、地域においてはぽい捨てをされにくいきれいな環境を保持することも重要でございます。したがいまして、本市だけでなく、地域における市民や事業者の皆様などによるボランティア活動として、ぽい捨て物の回収と啓発活動をあわせて行っていただくため、本年9月から美化推進重点区域内の名古屋駅地区を初め、3地区で名古屋クリーンパートナー制度を実施し、来年度には市内全区にあります美化推進重点区域すべてに拡大することを予定しております。今後ともこのような活動とぽい捨てをなくすための粘り強い啓発を地域の皆様とともに行い、ぽい捨て防止に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。


○市民経済局長(越智俊彦君)


 消費者被害未然防止についてお尋ねをいただきました。
  本市消費者生活センターに寄せられた相談件数は、15年度上半期では、前年度同期と比べ36%増の8,033件と大幅な増加となっており、そのうち10代、20代の相談件数が全体の3割以上を占めております。また、65歳以上の高齢者の方からの相談も依然として増加傾向を示しており、若者とお年寄りに対する対策が重要であると認識しております。
  まず、若者に対する啓発といたしましては、進学、就職により社会人としての活動機会が増加する高校3年生に対しまして、契約をめぐる消費者トラブル防止のためのパンフレットを親しみやすい漫画を使って作成し、全員に配布しております。また、高等学校や専門学校等へ講師が出向いて直接事例を交えて話をする出張講座や、夏休み期間中に高校生を対象とした消費者生活学校の開催のほか、PTA研修を実施し、家庭における消費者啓発を支援しております。そのほか、夏休み期間中に中学、高校の教員を対象に、悪徳商法からの被害防止をテーマにした消費者問題教員セミナーを今年度初めて開催したところでございます。
  一方、お年寄りに対する啓発といたしましては、高齢者向けパンフレットやビデオを使っての出張講座を老人会などの集まりで開催したり、民生委員の方に対しまして、地域の人からの相談に対応していただくため、悪徳商法の被害に遭わないための研修を実施しております。
  次に、事業者への対応につきましては、消費生活条例において、消費者の知識、能力、または経験不足に乗じて勧誘する等の不適正な取引行為を禁止しておりまして、相談件数が増加している事業者等に対しましては個別に指導しているところでございます。
  今後とも、若者やお年寄りに対する消費者被害の未然防止のため、啓発や事業者指導を進めてまいりたいと存じますので、御理解賜りたいと存じます。



○住宅都市局長(一見昌幸君)


 高速道路ネットワークの未来につきまして、特に名古屋高速道路について3点のお尋ねをいただきました。
  まず、中部国際空港の開港時、「愛・地球博」の開催時における名古屋高速道路のネットワーク整備状況でございます。現在、名古屋高速道路につきましては、東海線、清洲線及び一宮線の計3路線が未供用であり、事業の進捗に努めているところでございます。この3路線のうち、東海線及び清洲線につきましては、当初の目標として平成17年度及び平成16年度の完成がおくれておりますことから、中部国際空港の開港時並びに「愛・地球博」の開催時においてはまだ建設の途上でございます。残る一宮線につきましては、当初目標の平成16年度の完成に向け、おおむね順調に進捗いたしております。中部国際空港の開港時並びに「愛・地球博」の開催に合うよう、平成17年2月の供用をめどに今後とも鋭意工事の進捗を図ってまいる考えでございます。
  次に、大高線の渋滞対策でございます。御指摘のように、大高線の渋滞対策につきましては、名古屋高速道路の重要な課題の一つであると認識いたしております。現在、渋滞対策といたしましては、頻繁に渋滞が発生しております大高線の星崎料金所におきまして、中部国際空港の開港並びに「愛・地球博」の開催に間に合うよう、料金所ゲートを増設する工事を進めているところでございます。また、大高線を経て都心方向に向かう交通によって頻繁に渋滞が生じております山王ジャンクションにつきましても、北渡り線を2車線から3車線に増設する改良工事を行う考えであり、この部分の完成は平成18年度末には終了できるよう、現在所要の都市計画手続等を進めているところでございます。こうした渋滞対策とともに、安全にご利用いただける名古屋高速道路となるよう取り組んでまいりたいと考えております。
  最後に、ETCの運用開始時期と普及方策についてでございます。御案内のように、名古屋高速道路におけるETCにつきましては、平成16年3月1日から、東名。・名神高速道路など、周辺の自動車専用道路と連続して利用する集約料金所6カ所と都心環状線の一般料金所4カ所で運用をまず開始してまいりたいと考えております。残る料金所につきましても、できるだけ早い時期に運用が開始できますよう取り組む考えでございます。ITS世界会議が本市で開催されます平成16年10月には運用できるよう、整備を進めてまいりたいと考えております。
  また、御指摘のETCの普及促進を図っていくことも、あわせて重要な課題であると認識いたしております。名古屋高速道路においては、お答えさせていただきましたように、平成16年10月に全料金所において運用を開始できるよう整備を進めておりますが、その時期には統一的な施策が展開できる環境が整ってまいります。その時期にどのような方策が考えられるかということでございますが、全国的に展開されておりますETCの前納割引制度は、割引率は14%でございます。一方、名古屋高速道路の回数券におきましては、それ以上の約17%から19%の割引率となっております。回数券並みに割引率を拡大することが一つの方策ではないかというふうに考えております。このような方策により、ETC利用者のサービス拡大ができますよう、現在名古屋高速道路公社において検討を進めているところでございますので、御理解賜りますようお願いいたします。


≪工藤彰三≫


 それぞれ御答弁いただきましてありがとうございました。簡単に言うと、すぐできぬということですね。
  ぽい捨て問題も起きている現場は道の上、悪質商法も人の道、第2環状も大事な、大切な道であります。この道のことを踏まえて最後に要望させていただきます。
  環状2号線は、東南部ばかり指摘されますが、高速道路はトータルで考えていただきたい問題であります。名古屋市西南部の工事は、いまだに工事基本計画段階であります。名古屋高速は名古屋市民のためだけの道路ではありません。近隣の静岡、岐阜、三重を初め、東名高速、名神高速、中央自動車道を初め各自動車道とつながり、さまざまな県より名古屋環状線を利用していただき、他都市からの大事な収益を得られる路線と考えております。
  来年、高速料金の改定もあると聞いておりますが、しっかりと議論をし、市民の皆さんが納得してもらえる高速道路であってほしいと思います。間違っても、ホームレスの人々のための高速道路ではありませんし、橋梁下は、首都高速のようにとは言いませんが、有料駐車場にするとか市民の憩いの空間にするなど、ぜひ有効に活用していただきたい。高速小牧線のように工事が何年も遅れることのないよう、短期間で耐震性のある安全な名古屋高速道路が建設されることを強く要望いたします。
  先日11月21日、博覧会議連の勉強会で、講師のマリ・クリスティーヌさんは、2005年「愛・地球博」は最終目標ではなく、明るい未来の幕開けと考えていただきたいとの話もありました。ぜひ名古屋高速が有効に利用され、博覧会、空港開港はぜひとも皆さんの力で成功させたいのです。訪れた各国の人々が、日本の名古屋はまちが美しく、人々のマナーがすばらしくて親切、そして、特に道路は目をみはるべきものがあると感動して帰路についていただきたいと私は考えます。
  最後に、この環状2号線の要望時に、当時懸命に建設省に足を運んだ名古屋市東京事務所の担当者は、平成4年から7年までは村瀬勝美氏、平成7年から平成10年までは長ア弘氏でありました。公務員と代議士秘書、立場こそ違いはせよ、彼らとともに汗を流し、時には杯を交わし、名古屋の道路行政の発展について熱く語り合った私は、2人のすばらしい人間性をよく知っていたつもりですが、今回の道路清掃談合事件、11月4日の緑政土木局長、道路部長逮捕の報道には我が目と耳を疑いました。一体全体いつ何どきから、なぜ、どのようにして彼らは人の道を外れていってしまったのでしょうか。大変残念でなりません。
  昭和40年代初頭、まさに高度成長期に名古屋市をよくするために青雲の志を持って役所に入所され、必死に仕事をこなされ、昇進試験、議会対策等さまざまな仕事を経て各局の長になられた局長さんたちは、今回の事件をどのように受けとめていらっしゃるのでしょうか。私は市会議員として、この事件はしっかりと襟を正すべき問題だと真摯に受けとめます。公明性と倫理観を常に持ちながら、市民の代表者である議員としての政治活動をすべきと考えております。そして、今後二度とこのような事件が絶対に起こることのないよう切に願い、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)